介護の仕事においても、キャリアアップという考えは当然存在します。
責任ある地位に就くということ以外にも、報酬アップも立派なキャリアアップであるため、介護事業所で働く人であればキャリアアップを望むのは当然でしょう。
その際、管理職への昇進が最も着実なキャリアパスの一つであることは間違いありません。
実際仕事量は増加することになるため、管理職への昇進を望まない人もいるかもしれませんが、キャリアアップの絶好の機会として管理職昇進の誘いを待ち望んでいる人も少なくはありません。
キャリアアップを望む人がもっとも気になることと言えば、「介護の現場でどのくらい働いたら管理職昇進の誘いがかかるのか」という点でしょう。
事業所の状況や個人の能力でも大きく変わってくるため一概に言うことはできませんが、介護の仕事に就いてから2~4年程度で管理職に誘われるのが一般的だとされます。
管理職を目指している人は、この期間までじっくりと実地での経験を積むのが良いでしょう。
一方で、働き出して早い段階で管理職の誘いが来るケースもありますが、こういった短い期間での管理職の誘いは注意しておく必要があります。
これは前任者の突然の退職などの不測の事態が生じて、補充要員としての昇進である可能性が高いからです。
十分な準備ができていない状態で管理職の職務を担うことになるため、一般業務と管理業務の双方が滞ってしまうことにもなりかねません。
このような場合は管理職になりたいという強い希望がある方でも、一旦踏みとどまってよく考えてから決定するようにしましょう。